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itousan伊藤祐基
YouTubeをキッカケに劇的に人生が変わる。現在は、「Draw Our Life」を合言葉に自分の人生を自分で描ける人を育成するという志のもと、個人、法人を問わず、多くの人の役に立てるように、セミナー・コンサルティング活動を行っている。 ⇒詳しいプロフィールはこちら 
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映画『こころが叫びたがっているんだ。』のネタバレと考察

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こんばんは、伊藤です。

 

最近、抽象度を上げる練習をしています。

今回はその一環として、映画「こころが叫びたがっているんだ。」

を見て感じた事を考察(解説)することにしました。

 

考察といっても、

ただ、私にはこんな風に見えたよって言うのを

アウトプットするだけなんですけど。笑

 

 

という訳で早速いきますね!

 

ネタバレの要素を含みますので、

まだ内容を知りたくない方は見ないようにお願いします。

 

 

作品のテーマは「ポリフォニー」、題材は「言葉」!

 

今回の「こころが叫びたがっているんだ。」は、

賛否両論あるみたいですが、

個人的にはとても素敵な映画だったと思います。

 

本作のテーマは個人的には「ポリフォニー」で、

その題材の一つが、「言葉」だと思っています。

 

「ポリフォニー」に関しては、

後ほど詳しく説明していますので、

今はとりあえず忘れてください。笑

 

 

ではわかりやすいところから話を始めて行きますね!

 

 

作中の序盤に、

成瀬から言葉を奪った、「たまご」が登場します。

 

これを見て、

「え?このアニメってファンタジーなの?」

って思った人も多いかもしれませんが、

のちのちにこれはそうじゃない事がわかります。

 

ちなみに、私は「たまご」の登場の瞬間から、

この「たまご」が何の象徴なのかというのをずっと考えていました。

 

「たまご」聞いて、連想したのは、

・殻に閉じこもる(心を閉ざしている)

・殻を破る(成長すること)

・未熟、子供、半人前

・生まれる

などが、頭に浮かびました。

 

 

「たまご」は、

殻に閉じこもっている成瀬自身にも重ねることができるし、

その後、殻を破って成長するときにもわかりやすい象徴なのかなと。

 

また、「たまご」は漢字で書くと、

「玉子(たまご)」と書くこともでき、

点をひとつだけ取ると、「王子(おうじ)」という言葉にもなります。

 

(2回目を見た時に、この描写がある事に気付きました。

それまでは凄い事発見してしまった!って1人で興奮してたんですが。苦笑)

 

 

成瀬に呪いをかけた「玉子(たまご)」と、

成瀬の呪いを解いた(解くきっかけになった)「王子(おうじ)」は

表裏一体の同じものだったかもしれないということですね。

 

マイナスの面が「玉子」であり、

プラスの面が「王子」であるようなイメージです。

 

 

一つの物事のプラス面とマイナス面を描く!

 

このように1つの物事を、

全く別の角度から見るという手法が、

この映画には至る所に見受けられたなって思いました。

 

例えば、今回の映画の肝にもなっている、

「言葉」に関しても同じことが言えます。

 

「言葉は人を傷つけるけれど、

同時に言葉は人を救う事もできる。」

 

という台詞がありました(ちょっとうる覚えです)。

 

地域ふれあい交流会当日までの成瀬は、

この前者、「言葉は人を傷つける」

という部分しか見ていませんでした。

 

だから、自らの意志で喋ることを辞めたんです。

(表向きは玉子の呪いでしたが。)

 

 

でも坂上に言われて、

言葉にはもう一つの側面がある事に気が付きます。

 

「言葉は人を救う事もできる。」

 

この発想は、今までの成瀬にはなかったものなんですが、

実はとても身近なところにあったんですよね。

 

だって、どちらも同じ言葉だったんですから。

 

 

マイナスの言葉 → 人を傷つける

プラスの言葉  → 人を救う

 

そして、この2つが合わさって、

本当の「言葉」になるってイメージです。

 

 

過去の成瀬と今の成瀬が融合したシーン!

 

他にも、物語の中で、

成瀬はミュージカルのラストの演出を、

バッドエンドからハッピーエンドに変えたシーンがありました。

 

そして、それを坂上はピアノで、

両方を掛け合わせることで、

1つの曲を作成します。

 

これも先ほどの「言葉」と同じように、

全く別の2つの物が、もとは1つだったんじゃないかって思うくらい、

素敵な曲になります。

 

 

そしてこれは、

こう考えることもできるんじゃないでしょうか?

 

バッドエンド → 自分の言葉のせいで両親が離婚したことを悔やんでいる成瀬(呪いにかかっている状態)

ハッピーエンド → 言葉は(まだ)喋れないけど、歌で気持ちを伝えることが出来るようになった成瀬(歌を使って呪いにあらがおうとしている状態)

 

これが一つになるってことは、

成瀬自身がミュージカルを通して、

マイナスの面(過去の自分)とプラスの面(今の自分)を合わせて

ひとつ成長することを象徴しているエピソードだったのかなって思いました。

 

 

また、坂上と廃墟のホテルでケンカ&仲直り?をした後は、

ハッピーエンド → 言葉は人を救う事もできるって気が付いた成瀬(呪いが解けた状態)

に昇華していると個人的には見えました。

 

(エンディングをハッピーエンドに変更した時の成瀬は、

このことには気付いていなかったと思いますのでその後、昇華したイメージです。)

 

 

ちなみに、

この2つの曲を1つにする手法は、

音楽用語で「ポリフォニー」というそうです。

 

このポリフォニーって言葉、

調べてたら出て来たんですが、

この言葉を聞いてから今回の映画のテーマが、

「ポリフォニー」なんだっていうことを確信しました!

 

 

つまり、

言葉、人間関係、思春期の感情などの、

プラスの面、マイナスの面を掛け合わせ(ポリフォニーをし)て、

昇華(成長)させていくことが本作のテーマになっている。

という事です。

 

その「ポリフォニー」の題材として、

「言葉」が使われているんですね。

 

1つの物を別の角度から見るっていうのは、

この物語の随所に見られるなって思ってたんですが、

テーマが「ポリフォニー」だからって考えると、とても納得が行きます。

 

 

坂上が2つの全く違う曲を

1つの曲として作成したシーンは、

このことを象徴しているように思います。

 

 

成瀬の母親が涙を流した本当の理由!

 

もう一つ例を上げてみましょう。

 

地域ふれあい交流会当日、

坂上が学校まで連れ戻した成瀬は、

本来の役と違う「少女の心の声」という役で登場します。

 

 

生徒からは、

「それじゃー、少女が二人になっちゃう!」

という言われていましたが、

この演出もよくよく考えてみるとポリフォニーですよね。

 

 

少女役の仁藤と、

少女の心の声役の成瀬。

同一人物が一緒の壇上に2人で上がり、お互いに心を共鳴させているという意味で。

 

 

そして、これもミュージカルの奇跡なのかもしれませんが、

「少女の心の声」役の成瀬は、あの時の成瀬にしかできないんです。

 

 

つまり、

「少女の心の声」役の成瀬は、

坂上、仁藤との三角関係のトラブルの後、

「言葉は人を救う事もできる。」って気付いた、

「あの時の成瀬」にしかできない役だったんだと思います。

 

 

もし、あの役を、

「言葉は人を救う事もできる。」って気付く前の成瀬が演じていたら、

それは表面的な役だけで終わっていたでしょう。

 

「言葉は人を救う事もできる。」という事を知ったから、

たまごの呪いを解いて坂上に告白をすることができた成瀬だったから、

【あの役】をこなすことができ、【あの歌】を歌う事が出来ました。

 

だからこそ、成瀬の歌を聞いて、

成瀬の母親は涙を流したんだと思います。

 

(成瀬の母親がそのことを直接知るすべはありませんが、

「以心伝心」という言葉があるように、

「気持ち」や「思い」というのは、伝わる人には伝わるんですね。)

 

 

トラブルが無く、

「言葉は人を救う事もできる。」事にも気付かずに、

成瀬がミュージカルで少女を演じてたとしたら、

もしかしたら成瀬の母親は涙を流さなかったかもしれません。

 

 

そういった意味で、あのミュージカルは、

トラブルがあったことでより完成度の高い作品に昇華されています。

 

なんかこれも、

人の成長に似ていますよね?

 

トラブルが起こったりハードルを超えた後の方が、

良い関係が築けたり、人が成長するみたいな感じで。

 

「ミュージカルは奇跡が起きる!」

この言葉、私生活でも使いたいと思います。笑

 

 

季節外れの雪は成瀬の心情を表していた!

 

また、作中で、ミュージカルを開催する

地域ふれあい交流会の当日に、

季節外れの雪が降っていたのも印象的だったんですが、

これもなにかありそうだなって思って色々考察してみました。笑

 

考察してたらいくつか面白い話い要素ができたので、

こちらもご紹介していきますね。

 

 

私がまず初めに考えたのは、

雪は成瀬の心情を表していたんじゃないかって事です。

 

で、雪が何の象徴なのかを調べてみると、

雪は、「冷たさ、疎外感、孤独」

を表すときに使うことが良くあるという事を知りました。

 

こう考えてみてみると、

坂上くんに間接的にフラれて、

自暴自棄になった成瀬の気持ちにとても当てはまると思います。

 

 

また、同時に、

雪と聞いて思い浮かぶことに、

・雪解け

というものがあります。

 

これはそのまま、

「仲直り、和解」という意味が込められているのだと思います。

 

実際に、この日、

自暴自棄になった成瀬を、

坂上くんが迎えに来ます。

 

成瀬が坂上くんに汚い言葉を発しますが、

坂上くんは成瀬の言葉をすべて受け止め、

2人は仲直りします(100%の仲直りじゃないかもですが。笑)。

 

 

そして、雪は「幸(ゆき)」とも掛けることができ、

成瀬が自分の殻を破って「幸せ」へ歩み始めることへの象徴も含まれているのだと思いました。

 

 

作中の最後、

ミュージカルが終わった後に、

成瀬が喋った描写はありませんでしたが、

この日をきっかけに少しずつ喋れるようになっていくのではないかと思っています。

 

母との間にあった、

長年の確執も、この日を境に雪解けして行きそうですし、

たまごの呪い(成瀬自身も幻想だと気付いた)も一緒に解けていきそうです。

 

 

・・・とこんな感じで私なりに、

本作を考察(解説)してきました。

 

映画にはいろいろな見方がありますが、

今回は私なりの見方をお伝えさせて頂きました。

 

『こころが叫びたがっているんだ。』は、

映画の内容はもちろん面白かったですし(素直に感情的に)、

物語の構成などもいろいろと勉強になりました(ビジネス的にも)。

 

 

もし、あなたもこの映画を見ていて、

自分はここのシーンをこんな角度から見ました!

こんな風に捉えました!っていうのがあれば、

ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

 

そういえば、

私には分からなかったんですが、

成瀬の持ち物って、

星マークが入ってるものが多いですよね?

 

携帯電話とかバッグとか私服とか。

 

これってどういう意味があるんだろうって少し思ったんですが、

考えてみてもわかりませんでした。

 

なんで、もし知っている人いたら教えてもらえると嬉しいです。

 

ただたんに星が好きなだけなんですかね?

星の王子様とは関係ないですよね?笑

 

 

・・・と、いったところで

今回の「こころが叫びたがっているんだ。」の考察(解説)は終わろうと思います。

 

初めに書いたように、

これはアウトプット用の記事です。

 

映画を見た感想を、

自分の知識を交えて、

また自分の視点から見た解説ができるようになるための練習です。

 

まだまだ拙い文章ですが、

お付き合い頂きありがとうございました。

 

これからも、映画や書籍、ドラマや音楽など、

自分の視点から見たオリジナルの世界観を文章にできるように努めていこうと思います。

より良い文章が書けるように。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

伊藤祐基(いとうゆうき)

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